イネやソルガムのQTLはGrameneで調べることが多いです。
Gramene QTL Database
たとえば、ソルガムの第8染色体上の出穂関連QTL AQGN050を調べる場合、Associated Markersの情報から、SSRの情報を得ます。
txp105の情報をリンク先から得ると
>txp105_forward Sorghum bicolor Primer [18 bp]. Associated to 'txp105' via primer_forward
TGGTATGGGACTGGACGG
>txp105_reverse Sorghum bicolor Primer [21 bp]. Associated to 'txp105' via primer_reverse
TGTTGACGAAGCAACTCCAAT
と書かれています。
この配列を超絶高速ゲノム配列検索し、物理位置を調べます。primerのような短い配列は、blastでヒットしないことも多いため、こちらで検索しています。
大量のプライマーの位置情報を得るときには、GoogleSpreadSheet を利用します。
リンク先のシートを参考にして頂ければ、位置情報だけでなく、PCRのサイズも調べることが可能です。
これで大まかな物理位置を調べることが出来ました。
SSRの場合はこのように比較的簡単なのですが、RFLPマーカーの場合は難しくなります。
maizeのRFLPマーカーを利用している場合、MaizeGDBのデータベースから配列を調べることが可能です。
例えば、umc107というRFLPマーカーの場合、このマーカーをキーワードに検索を行うと
locusの情報が出てきます。
Probes:
このページのリンク先を見るとSTS化された配列を入手できました。
この配列データから、このRFLPマーカーの物理位置を調べることが可能です。
他にもRFLPマーカーの配列情報を入手する方法としてはNCBIのデータベースでマーカー名を入力して検索を行うことが考えられます。
先ほどのumc107をキーワードに検索すると、Geneでヒットします。二つの染色体がヒットしますが、今回は第1染色体の情報を得たいのでumc107aの配列を調べることにします。
Name/Gene ID | Description | Location | Aliases |
---|---|---|---|
uncharacterized LOC100282170 [Zea mays] | Chromosome 5, NC_024463.1 (10941609..10947256, complement) | ZEAMMB73_755942, GRMZM2G090172 | |
uncharacterized LOC100192908 [Zea mays] |
連鎖地図のマーカーの物理位置を調べることは、このように手作業で検索することが多いです。
もう少し効率の良い方法をご存知でしたら、教えて頂きたいと思います。
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