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2017年1月25日水曜日

r/qtl でのエラーについて

QTL解析をrqtlを用いて行う場合、以下のようなエラーが出ることがあります。
 In checkcovar(cross, pheno.col, addcovar, intcovar, perm.strata,  ... :
 addcovar appears to be over-specified; consider dropping columns.
実際のデータを見なければ本当の原因はわかりませんが、マーカー共変量の数が多すぎることにより問題が生じている可能性があります。

この可能性を考えるために、マーカー共変量の数を5から3へ減らすなど、試していただきたいと思います。(consider dropping columns.)

下記のページが参考になると思います。
https://groups.google.com/forum/#!topic/rqtl-disc/-YUu7vS34WI


CIM では、マーカー共変量の数と解析の窓の大きさを指定して解析を行う必要があります。
CIM では共変量を用いることで、注目している場所以外に位置している QTL の影響をモデルに取り込むことができ、それらが引き起こす変動を押さえ込むことで、注目している場所にある QTL のシグナルをより明瞭に捉えられるようになります。


マーカー共変量の数を多くすることで、マーカー間の相関の高いものが混ざっていることが原因となり、モデルがうまくできなくなってしまいます。


このため、マーカー共変量の数を減らすことで、マーカー間の相関による影響がなくなり、モデルに問題がなくなる可能性があります。


n.marcovar = n.covar マーカー共変量の数window = window.size 解析の窓の大きさ

# perform the composite interval mapping with the Haley and Knott regression
outcim.hk <- cim(cross, pheno.col = phone, method = "hk", n.marcovar = n.covar, window = window.size)

間違いなどがございましたら、コメントを頂きたく存じます。
よろしくお願いいたします。

2016年11月15日火曜日

QTLの寄与率


QTLの寄与率をr/qtlで計算しています。

以下のページを参考にしています
How can I get the the percentage of phenotype variance explained by a QTL?
https://groups.google.com/forum/#!topic/rqtl-disc/wyHxuaBr-gA

fitqtl() を使って計算します。

formula="y~Q1+Q2+Q3"

out.fq <- fitqtl(cross, qtl=qtl, formula=formula,pheno=trait.id)

summary(out.fq)

$result.full
     df       SS        MS      LOD     %var Pvalue(Chi2)    Pvalue(F)
Model   3 1515.210 505.06993 8.056636 17.08753  4.37793e-08 6.030568e-08
Error 194 7352.131  37.89758       NA       NA           NA           NA
Total 197 8867.341        NA       NA       NA           NA           NA

$result.drop
     df Type III SS      LOD     %var  F value Pvalue(Chi2)    Pvalue(F)
2@23.4  1    560.4122 3.158383 6.319958 14.78754 0.0001368593 0.0001631004
6@34.5  1    474.0002 2.686255 5.345460 12.50740 0.0004361334 0.0005070081
8@46.7  1    358.9511 2.049507 4.048013  9.47161 0.0021249709 0.0023887012

QTLの寄与率は
%var shows QTL contributions(%).

2@23.4  -> 6.319958
6@34.5  -> 5.345460
8@46.7 -> 4.048013

QTLー座の分散の、表現型分散に対する比を QTLの寄与率としています

%var = percent of the phenotype variance explained by the QTL. 

2@23.4  ->  6.319958 =  560.4122/8867.341


QTL三座の寄与率は17.08%です



2016年10月25日火曜日

Mapchart 2.30の使い方-インストール編-

QTLの情報を連鎖地図に書き込みたいときに便利なツールをご紹介します。

Mapchart 2.30
Software for the graphical presentation of linkage maps and QTLs
https://www.wur.nl/en/show/Mapchart-2.30.htm

Join Mapからの出力でなくても、自前の連鎖地図とQTL情報を書き込み、作図することが可能です。
残念ながら、Windowsのみで使うことが可能です。

まずはDownload
のページからダウンロード可能です。
ソフトをダウンロードするだけでなく、license fileが必要です。




登録後入手したMapChart.licというファイルを、MapChartがインストールされているディレクトリに移動すれば、使用可能です。

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